ハチノス谷の滝 >> 2016/09/26
杣谷峠への登山道からハチノス谷への分岐点。
通行禁止の柵が山道入口を塞いでいます。
入口は草が茂っているが少し入ると明確な山道があります。
分岐点から20m程進んだ所の分岐点。
左の茂みの中にパイプが見えます。
そのパイプを左に見ながら踏み跡を辿ります。
(直進してもハチノス谷に行き当たります)
ハチノス谷に架かる取水橋。
パイプに沿って踏み跡を辿ると
この取水橋の所に出ます。
 取水橋から右岸を上流に向かって進んでくると右下に見える落差4m程の滝。
おっ水がある・・・ちょっと嬉しくなったのですが。
滝右を直登すると直ぐにハチノス谷第二堰堤です。
ハチノス谷第二堰堤。
ハチノス谷には3つの堰堤があるのですが
下流域の2つの堰堤はショートカットしたので
見る事は無かった。
それにしてもこの谷に似合わぬ立派な堰堤。
二本のスリッドの間を潜り抜けてハチノス谷に入渓です。
スリッド内は1m程の段差が三段ありますが
先達が置き石、ロープなどを設置してくれてます。
当日は水量の少ない右のスリッドを通過しました。
堰堤を過ぎると直ぐにこのハチース谷気象観測所の
小屋があります。
踏み跡を辿って小屋の右側を通過。
F1 >> 落差16m
ハチノス谷に入って最初に目にする滝です。
滑状の小滝四本が連なる滑滝です。
最上段の滝です。
滝中段で振り返ってみると・・・滑滝ではあるが結構な落差です。
三段目の滝・・・上流へは滝脇を直登です。
右岸側に捲き道、ロープがあります。
Google Map 検索コード   34.730398,135.220174 
F2 (ハチノス口の滝) >> 落差8m
ハチノス谷で初めて出会う滝らしい滝・・・滝名など付いてない様なので取り合えず仮名「ハチノス口の滝」として紹介しておきます。
取水域が狭いので西隣の杣谷川に比べると寂しい水量ですが普段は殆んど枯れているそうなので・・・
上段の滝・・・
滝上には滝右脇に架かっているロープ利用します。
下調べでは余り人の入らない谷となっていたのですが
意外な事に新しいロープが架かっていました。
Google Map 検索コード   34.730525,135.220142 
これも堰堤?
気象観測用の施設でもあったのかな?
F3 (ハチノス中の滝) << 落差8m

右岸岩壁に沿ってトユを伝わる様に流れ落ちる二段の滝です。
F2同様に無名なので仮名「ハチノス中の滝」として紹介します。
良いのかなぁ〜神戸の滝に勝手に命名して。

滝上には左岸に捲き道がありましたが今回は右滝脇に架かっているロープを利用しました。
ロープが無くても直登可能ですが先達の折角のご厚意ですから・・・

上段の滝・・・滝脇から見ると意外と落差があり総落差10mはあるかも?
Google Map 検索コード   34.731244,135.219847
F4 >> 落差6m
この高度の地層なのでしょうか?西隣の杣谷の滝でもこの高度に架かる滝は同じ様な岩肌の色だった様な・・・
岩肌の赤黒色のこの色合い、鬱蒼とした谷間で見ると結構不気味です。
水量があると二条の流れになる様ですが・・・
滝上には左岸に捲き道がありますが今回は滝中央を直登しました。
Google Map 検索コード   34.731323,135.219815 
八チース谷の滝 >> 落差15m
ハチノス谷で唯一の枝沢との分岐、その右股枝沢に架かる滝です。
水さえあればハチノス谷でも屈指の滝姿になると思われますがとにかく水が無い。

ハチノス谷、ハチース谷と谷の名前に関して諸説ある様ですが
谷名の元になったと言われるハチース谷の名前を頂いて仮名「ハチース谷の滝」と勝手に命名。
ハチノス大滝同様に水のある滝姿を見てみたいものです。
左股本流、分岐点の滑滝。
Google Map 検索コード   34.731901,135.219702 
F5 (ハチノス小滝) >> 落差15m
何とも不思議な形状の滝で岩壁の割れ目を流れ落ちている様でこの滝の正面は何処なのか?
正面から見ているのに横から見ている様な・・・この滝が水量豊かだとどんな姿になるのか想像も出来ません。
やはり滝名など付いてない様なので仮名「ハチノス小滝」と勝手に命名です。
滝上から覗き込むとこんな感じ・・・ゴルジュと言うよりやっぱり割れ目ですね。
滝周辺の様子・・・滝前は結構広いが全貌を見るのはこのポイントのみ。
手前にあった小滝・・・もう少し落差があればねぇ。
滝上には滝手前左岸に捲き道があります。
ロ−プが架かっているので直ぐに解ります。
捲き道を上がると何故か山道が・・・
地形図で確認すると東尾根登山道ではない様な?
この登山道を進まずに谷側の踏み跡を辿ると滝落ち口にでます。
ちょっと危険なトラバースになりますがロープが張ってあります。
Google Map 検索コード   34.732509,135.219649 
F6 >> 落差15m
谷もこの辺りまで詰めてくると尚一層水量が乏しくなってきて三脚出すのが面倒なので横着して手持ち撮影です。
小滝の連なる段瀑の最下段の滝で滝上には左岸滝脇を上がります。 
三段からなる滝の最上段の滝で中央の石はチョックストーンになるのかな?
滝上には右岸滝脇を上がりますがちょっと工夫が必要です。
二段目の滝・・・滝上には左岸滝脇を上がります。
下段の滝・・・
谷幅も狭くなり鬱蒼と茂った樹間からの木漏れ日が良い感じです。
Google Map 検索コード   34.732994,135.219595 
F7 >> 落差8m
二段からなる斜瀑で滝幅もあり水さえあれば良い滝姿になると思うのですが如何せん・・・
滝上に行くには右滝脇を上がって行きます(滑り易いので足元注意です)。
Google Map 検索コード   34.733457,135.219536 
F8 >> 落差5m
谷遡上もいよいよ大詰めかなと言う雰囲気になって来た所に架かっている滝です。
滝上に行くには右滝脇を上がります。
Google Map 検索コード   34.733655,135.219466
F9 (ハチノス大滝) >> 落差20m

これが噂の表六甲水無しの滝、ハチノス大滝。
滝前で川が分岐、左股は水無しのガレ場、大滝は右股入口に架かっていました。
この滝、ネットで検索しても水のある滝姿を見た方は殆んどいない様です。

ハチノス第二堰堤から遡行を始めて約二時間・・・今回は写真を撮りながらの遡上だったので結構時間が掛かりました。
表六甲の隠れ谷とでも言えるこのハチノス谷、滝越え以外には難所も無くその多くの滝も直登可能なうえ捲き道もあり
少し山慣れた方なら遡行可能ですがとにかく水量に難のある谷なので余程の好条件に恵まれない限りは・・・。
取り合えずこんな谷もあるのだと知って頂ければ幸いです。

オーバーハング気味の落ち口から湧水湧くが如く玉暖簾の様で滝水が落ちてきます。
普段は全くの崖だそうですからこの水量でもラッキーだったのかも。
滝下部・・・何おか言わんや("^ω^)・・・

大滝上流へは左岸側に捲き道があるそうですが水量も無く長峰山へのメインの登山道合流地点まで
ガレ場の急登が続くそうなので今回の遡行はここまで。
上流には小滝が二本あるそうですが今回は未確認です。

帰路は大滝手前から左股のガレ場を上がり西尾根登山道に合流、
そのまま登山道を下ると杣谷峠への登山道からハチノス谷への分岐点の10m程先に合流しました。
左股のガレ場は山道など無くかなりの急登ですが取り合えず上へ上へと上がって行き
適当な所から左へ左へと進むと西尾根登山道と合流します。
2016/09/26

Google Map 検索コード   34.734136,135.219289 
ブログ「Syou3World」に関連記事があります。
所在地 灘区 大石
訪滝案内
アクセスは「杣谷の滝」を参照して下さい。

登山口から杣谷峠への登山道(徳川道)を進み杣谷川を跨いで暫らくすると登山道右手に
通行禁止の柵があります。
その柵を超え20m程進むと左手にパイプが見えるのでそこで左の踏み跡をパイプに沿って進むと
直ぐにハチノス谷に行き当たります。
谷の右岸側を上流へ進むと右下に小さな滝、その先にハチノス谷第二堰堤があります。
堰堤のスリッドを潜り抜けると直ぐにハチース谷気象観測小屋があるので
その小屋の右側を通過した所からハチノス谷の遡行開始です。
ハチノス谷には明確な山道などは無く多くの滝越えがあるなど山初心者向けではないと思いますが
不明瞭ではあるが捲き道もあるので入念な下調べと安全対策をして入渓して下さい。
2016/09/26

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